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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『迷走する民主主義』(森政稔/ちくま新書、2016)
☆☆☆★★ 戦後政治の根本的欠陥を清算するべく、民主党への政権交代はなされた。だが、政策の迷走や権力恣意的な運用により支持を失い、「改革の改治」は無残な結末へといたる。あとに残されたのは、自民党政権の圧倒的独走と、代表民主制への失望感だけだった―。 政権交代とその後の政治はなぜ失敗したのか。その背景には、現代の世界的大変動のなかでデモクラシーが直面する困難がある。民主主義の意義と限界を思想的に問いなおし、日本政治の閉塞状況を打破するための条件を示す。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) これが「次回作」です。著者によると、前著を出した後すぐ、2009年の政権交代が起きたので、これをフォローするべく続編を書き始めたところ、東日本大震災、民主党政権の崩壊、第二次安倍政権と次々に大事件が続き、紆余曲折を経てまとめたとのことです。 最初の方で断りがありますが、私が前著で引き合いに出した佐伯先生について触れ、「民主主義の過剰という議論もあるが、私はこれには与しない」立場とのこと。私も前著の感想で書きましたが、著者はあくまで、民主主義の枠内で、どうこれを運用し、次世代に活かせばいいのかという立場を堅持しているようです。 多少前著に比べて評点が高くなったのは、民主党政権がなぜ失敗したのか、かなり掘り下げて分析してあったこと。世間的には「政権担当能力がない」「小沢氏が問題だった」と片付けられますが、マニフェストの位置付けとか、党と政府の関係とか、著者にこのように分析してもらって初めて、失敗すべくして失敗したのだということがよくわかりました。 なお、前著でも感じましたが、著者の議論はかなりロジックが入り組んでいて、主題とそれへの異論・反論の紹介、あるいは逆に一定の理解を提示、そして(総括的な結論を明確にしないまま)「こうも言えるのではないか」的にまとめられているものが多く、どうも読んでいて歯切れが悪い。 もう少しストレートな展開を期待したのですが、それは読者としてのレベルが低い私の身勝手でしょうか。
by sergeant_cooper
| 2016-09-08 06:16
| 書籍・映画
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