検索
プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
カテゴリ
タグ
NFL(540)
ライブ(220) 広島市(76) 試乗(75) 浜崎あゆみ(72) クラシック(69) 海外ドラマ(64) 中央線(62) けっとちゃっぷ(62) ジェフリー・ディーヴァー(53) ピアノ(50) ロシア(49) ラジオ(49) マイクル・コナリー(48) 内田樹(43) 以前の記事
最新のコメント
最新のトラックバック
ライフログ
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
『ターゲット・アメリカ』(スコット・マキューエン他/ハヤカワ文庫、2014)
☆☆☆☆★ 映画化決定!『アメリカン・スナイパー』の共著者が放つ冒険アクション・シリーズ第2弾! アメリカ国内に仕掛けられた核爆弾を捜し出せ!スナイパーのギルは、精鋭を集めた極秘チームを率いて困難な任務に命を懸ける。 核爆弾を米国内に仕掛けようとするチェチェンのテロリスト。不測の事態が発生し、核爆弾の一個はアメリカとメキシコの国境で爆発するが、もう一個は米国内に運び込まれた。極秘特殊部隊DEVGRU元隊員のスナイパー、ギル・シャノンは指令を受け、秘密チームを率いて核爆弾の捜索を開始する。だが同じ頃、ギルを抹殺すべくテロリストたちが彼の家に向かい、彼の妻とその母に危機が迫る! 壮絶な戦闘を描く傑作冒険小説。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 『スナイパー・エリート』(2013)に続く第2弾です。 前作では、戦乱のアフガニスタンで人質救出活動に携わった凄腕の特殊部隊員を描いた作品で、当時は、「よくあるミリタリー・アクション」という感想がしないでもありませんでした。が、ノンフィクションの『アメリカン・スナイパー』(クリス・カイル他/ハヤカワ文庫、2012)の共著者というだけあって、その暴力描写は容赦なく、戦場の過酷さ、無慈悲さを描き出していました。 本作は、前作で暴れすぎて除隊となったギル・シャノン、テロリストによって持ち込まれたスーツケース型核爆弾!を探し出して処分する、という極秘かつスピードが求められる任務に適任ということで呼び戻され、民間傭兵という身分で、元SEAL隊員らと「大暴れ」します。 爆発が想定される9.11まで時間がなく、大統領スタッフや各省長官らの指揮が錯綜する中、ギルの元担当次官のボブ・ポープの密命および工作に乗る形で、テンポよく進行します。 物語としては、あの広大なアメリカ合衆国のどこにあるか、およそわからなそうな核爆弾、テロリストを痛めつけて自白(のかけら)を引き出し、そこから(読者にしてみれば)当て推量で「サンディエゴが危ない」と独断専行し、結果、サンディエゴからの隔離、爆発には成功させます。 ただ、モンタナ州にあるギルの実家に、天敵のギルを抹殺すべくテロリストが迫り(=ギルは遠くカナダ国境で活動中で不在なのですが)、妻のマリーや隣人らが孤軍奮闘するシーンとか、ちょっと本筋とは離れた部分に相当紙数が割かれており、少々「ストレートな」ミリタリー・アクション「感」はないな、という気もしました。 が、それでも☆四つを付けたのは、フィクション作品とはいえ、家族や隣人、戦友を守るために犠牲となることを厭わない脇役たちの姿。そして最後には、あと数分で爆発という中で、ヘリコプターで海上遠くに飛ばし、核爆発に巻き込まれて見事天晴れ殉職した隊員たちの無私の精神。ここまで描かれると、さすがに胸を打たれる。 大統領は、第二、第三の、核によるテロが想定されるとして、統合参謀本部議長に対し、ポープらを中心に特命部隊を組織するところで本作は終わります。また次回作以降、単に自動小銃を撃ち合ったり、狙撃したり、といった以上のレベルの、ド派手は作戦が展開されるのだろうか。なかなか評価しにくいシリーズではありますが、楽しみにもなりました。
by sergeant_cooper
| 2016-05-27 06:03
| 書籍・映画
|
Trackback
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||