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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『あぶない一神教』(橋爪大三郎、佐藤優/小学館新書、2015)
☆☆☆★★ 世界の「混迷」を解き明かす最強の入門書。 一神教世界はかなり「あぶない」。だが日本は、もっと「あぶない」。ではどうする!?(社会学者・橋爪大三郎) 大陸から隔絶された島国で暮らす日本人にとって、いま何が足りないのか。目に見えない知を論理的に突き詰めて、超越的な世界を知ろうとする態度。一神教に対する理解だと思うのです。(元外務省主任分析官・佐藤優) 9.11テロから「イスラム国」誕生まで。キリスト教世界とイスラム教世界の衝突が激しさを増している。だが、歴史を遡れば、両宗教は同じ「神」を崇めていたはず。どこで袂を分かち、何が異なり、なぜ憎しみ合うのか。社会学者・橋爪大三郎氏と元外務省分析官・佐藤優氏による白熱対談。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) これまで、いろいろな著作で読んでいたお二人の先生方の対談です。 佐藤氏の方は、大澤真幸氏と出された『ふしぎなキリスト教』の共著者である橋爪先生の知見に敬意を持たれ、橋爪先生の方は、神学を学び、外務官僚としてインテリジェンスの最前線に立ち、今は膨大な著作活動で「知性」を発揮されている佐藤氏をに同様にリスペクトされ、雑誌SAPIO編集部の企画で対談が実現したようです。 対談ということで、「異種格闘技」「瞬間芸」(いずれも橋爪先生)の応酬になり、なかなか技の「引き出し」が多いお二人、橋爪先生の方がいっそ「キリスト教神学」に的を絞って話を進めたとのこと。 話し言葉なので基本、わかりやすい語り口ですが、それでもなお、きちんと基本を理解していない(≒私です)読者には、空中戦のように話が進んでしまい、追いつくのが大変。 話は、イスラム教とキリスト教それぞれの、似通っていながら決定的に違う点をとことん議論しながら、それが資本主義の発展や国家の運営にどう結びついていったか、展開されます。最終章でひいては、神という人智では理解できない領域と格闘してきた一神教徒に対し、まったくそういう経験をせず、また努力もしようとしない「反知性主義」の日本に警鐘を鳴らしています。 話は、ここまで広がった。行間の広い新書ということで読みやすかったですが、もっと広く深く、じっくり聞いてみたいお話でした。
by sergeant_cooper
| 2016-04-07 06:29
| 書籍・映画
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