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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『戦場の支配者 上・下』(クリス・ライアン/竹書房文庫、2013)
☆☆☆☆★ MI6と共にシリアに潜入したSAS部隊を待ち受けるのは―。宿命を背負った戦士、ダニー・ブラック登場! パリに亡命中のシリア反政府部族の長老ファーハドが暗殺された。シリアでは新政権トップの座を巡り、ファーハドの息子たちが争いを始める。英国政府は次男アシューに政権を取らせようと、長男ソーゲンの学友だったMI6の情報部員バッキンガムをシリアに送り込み、兄弟の和解を目論む。その極秘ミッションのリーダーとなったSASの隊員ダニー・ブラックは、仲間たちと共にバッキンガムの護衛として、激しい戦闘が続くシリアへの潜入を命じられる。 一方、現地で〈国境なき医師団〉の一員として活動していた医師クララは、政府軍の兵士に襲われ孤立無援となっていた。陰謀と戦火が渦巻く世界最悪の危険地帯で、彼らを待ち受ける壮絶な運命とは!?(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 作者の、この「SAS部隊」シリーズは、昔から出ていて、最初の方の作品は読んでました。が、別方面のジャンルを開拓しているうちに、このシリーズがどんどん先に出てしまう。追い付くのが大変なので、その後全然手に取っていませんでした。最近刊の本作を店頭で見つけ、久々に読んでみるかと思い立ちましたが、何と第18作目だそうです。 作者自身がSAS部隊員だったこともあり、細かな描写は文字どおり真に迫っていて、この手の軍事スリラー物としては文句のつけようがないです。冒頭の断り書きで、拷問シーンに辟易する読者もいるかも知れないが、実際このくらいのことはあるのだ、としていますが、今のシリアですからね。秘密警察ならやってそう。 脱線しますが、ナチスが戦後逃亡する際、匿ってくれたシリアに拷問の方法を伝授したとか。そうでなくても、中東の人は昔から拷問術に長けていそうなのに。 (=さらに脱線しますが、例えば「鞭打ち」一つとっても、ただ立たせて、あるいは寝転がせて鞭打つのではなく、わざと膝丈くらいの棒に膝まで固定して、縛り付けておいて鞭打つ方法があるそうな。そのココロは、痛くても、横倒しになって寝転がって鞭を避けることができず、ただ身をよじりながら鞭打たれる、という痛さを味あわせるんだそうな)。 さて本題に戻り、ストーリーは、主人公のブラックが、MI6の護衛役としてチームで送り込まれ、現地では民間護衛企業の傭兵と一緒に戦う、というものですが、当該傭兵がかつてブラックの親とも言える親しい存在だった。が、実は裏にはひどい「裏切り」が隠されていて、カネ次第でどっちにでも転ぶ傭兵の世界があり、正義感のブラックは、本当に間一髪、身一つでクララらとともに脱出、です。 スリリングだし、ディテールもオタクも満足する出来だし、裏切りというプロットが、それなりに深みをもたらしている。読み始めるとキリがないので、次作を読むかどうかは未定ですが、「楽しめました」。
by sergeant_cooper
| 2016-02-25 05:43
| 書籍・映画
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