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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『昭和史の10大事件』(半藤一利、宮部みゆき/東京書籍、2015)
☆☆☆☆★ 戦後70年にあたる今年、昭和史回顧本の決定版。 『日本のいちばん長い日』『昭和史』などで知られる作家・昭和史研究家の半藤一利氏と、2.26事件に材をとった歴史ミステリー『蒲生邸事件』の宮部みゆき氏とが、「日本を変えた昭和の10大事件」は何かを選び、それがなぜ重大事件なのかを徹底討論! 2.26事件や新憲法発布から、半藤氏が参加しそびれたヘルシンキオリンピック、ゴジラ出現、果ては最初のストリップショー等、議論は白熱、紛糾。一体何が選ばれたのか。ご自身の昭和史と重ねてご覧ください。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 何でも宮部みゆきの出身校(隅田川高校)の先輩にあたるのが半藤一利氏だそうで、彼女としては、同業の大先輩にご意見を伺う良い機会。半藤氏にしてみると、宮部みゆきは「天才作家」なのに自分のような老体にどんな対談ができるのかと訝りながら臨んだ企画とのようです。 が、戦前派(軍国少年)で、こと戦前については一家言(以上)あるノンフィクション作家の半藤氏が、丁寧に、畑違い(=推理小節作家の文学者)の後輩に接している様は、微笑ましい対談でした。もちろん、宮部みゆきが同時代人として実感している戦後についても、微妙に視座や意見は違いながらも、それがまた面白い。 因みに、お二人が共通して選んで取り上げた「事件」は、昭和金融恐慌、2.26事件、大政翼賛会と三国同盟、東京裁判と戦後改革、憲法第九条、日本初のヌードショー、金閣寺焼失とヘルシンキ・オリンピック挑戦、第五福竜丸事件とゴジラ、高度経済成長(公害、安保、新幹線)、埼玉連続幼女誘拐殺人事件、です。 こうして通観すると、如何に昭和という時代が長く、かつ激変の時代だったよくわかる。始まりと終わりで、全く別の時代で、とても同じ国とは思えない。よくぞこの長い道のりを、父や母、先人たちは歩いてきたものだと思います(=私も、昭和39年生まれですから、かなりの部分はかぶっていますが)。 なお、蛇足ながら、お二人とも憲法第九条については、完全に肯定的でした。法文についても、お二人とも「名文」だと評価し(=井上ひさし氏もそういう意見だとか)、決して「押しつけ」ではなく、それなりに戦後の、平和を求めたい日本人が議論して定めたものだとする。 全く同感です。ただ、現下の東アジア情勢に鑑み、憲法第九条の平和主義一本槍でいけるのかどうかは、個人的にも少々疑問には思うようになりました。
by sergeant_cooper
| 2015-12-16 06:27
| 書籍・映画
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