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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『破壊する創造者』(フランク・ライアン/ハヤカワ文庫、2009)
☆☆☆☆★ エイズ、エボラ出血熱など命をも脅かす感染症を引き起こすウイルスは怖い存在だ。 しかし実は生物進化に重要な役割を果たしてきたという。ダーウィンの進化論にも一石を投じる仮説を、生物学者で医師の著者がスリリングに証明していく。 ウイルスが自らの遺伝子を宿主のDNAに逆転写し共生していること、ヒトゲノムの約半数がウイルス由来であることなど、驚きの事実が解明され、医療に新たな道を拓いていく。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) このところ、「進化論」系のポピュラー・サイエンスを何冊か読んでおりますが、まだ新刊がありました(邦訳刊行は2014年12月ですが)。 著者は、進化は、定説となっている突然変異と自然選択以外にも、ウイルスとの「共生」によっても引き起こされる。いやむしろ、DNAを解読してみると、ウイルス由来のものが大半を占め、実際の環境でも、ウイルスが生物と影響し合っているのを目にすることができると説きます。 ヒトのDNAにウイルス由来のものがあるという程度のことは(多分)見知っていたかと思いますが、著者の主張はそれ以上で、ヒトは、ウイルスによって進化させられた、ウイルスの働きなくして今のヒト、いや生物全体は考えられない、という点については、正直言って驚くとともに、確かにそうかもと納得させれました。 自然界では確かに、生物はウイルスの侵入を始終受けているわけだし、受ける以上、細胞の核内にあるDNAに対して何らかの「転写」を受けてしまう。最初は致死的な感染症に始まるし、癌の元にもなることもあるけど、徐々に宿主のDNAと一体化してしまい、宿主とウイルスが補完/協調するような関係に立ち至る。 生物とは思えないようなウイルスに、そこまで「操られた」結果が、ヒトを始めとするこの生物全体なのかと思うと、果たして地球上の「主役」の座は、ウイルスなのかも知れないとまで思いました。ちょっと、世界観が変わってしまいました。
by sergeant_cooper
| 2015-07-02 06:21
| 書籍・映画
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