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プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『アントン・ブルックナー 魂の山嶺』(田代櫂/春秋社、2005)
☆☆☆☆☆ もくろみ豊かな創造の地平。底知れぬ音楽の呪縛。謎に満ちた作曲家の人間性と作品像を活写。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 知人のK氏からの熱心な働きかけも実り?、ここ数か月、ようやくブルックナーが聴けるようになりましした。交響曲第3番から第8番まで、CD買って持つまでに至りました。 とは言ってもですね、まだどうして理解が至らない部分が多いです。この本の著者が言うように、ベートーヴェンのように「見晴らしがいい」わけではない。起承転結が(私には)よくわからず、やたら長く(平気で70分を超える)、メロディーもはっきりした形を取らず、もわ~っと展開しているようにしか聴こえない。でも、そのとらえどころのなさが却って圧迫感や緊張感を強いず、また、時折閃くようなコード進行にハッとさせられる。夜、寝ながら聴くと、癒されます。 さて、本著は言わば伝記の類で、修道院で育った幼少期からオルガン奏者として世に出、合唱曲等の宗教曲でまず認められ、その後交響曲の世界では、ブラームスの向こうを張って大家にまで上り詰めた。が、その人物像はと言うと、高地オーストリア人らしい朴訥ないなかっぺで、カトリックの宗教心に篤く、長男と言うこともあって何歳になってもうら若き乙女に恋心を持っていた。なかなか愛すべき御仁であったようです。 私は、作曲法は何も知らない無学者なので、著者に幾ら解説されれもよくわかりませんが、学生時代にしっかりと対位法も学んだブルックナーの音楽は、私が感じるように決して「もわ~っと」したものではなく、厳密に計算され、構築された楽曲のようでした。そうなのかな、という感想であります。私も、これから聴き込んで、そういう仕組みが聴き取れるようになればいいのですが。 何はともあれ、最近見知ったこの超・有名な作曲家の良い入門書になりました。
by sergeant_cooper
| 2015-06-17 05:56
| 書籍・映画
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