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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『ふたりの逃亡者』(ボブ・メイヤー/二見文庫、2005)
☆☆☆☆☆ 合衆国の最深部に位置する極秘情報機関〈ザ・セラー〉。かつてその元工作員だった男が病でこの世を去った時、事件の歯車は動き始めた。死んだ男の恋人だったニーリーは、遺されたメッセージの断片を追ううち、夫が失踪した主婦ハンナと巡り会う。すぐに二人は気づいた。自分たちの伴侶が、何か国家的な秘密を隠していたことを。それは人によっては血を流してでも奪い返すほどの危険な存在であることを。突如、国家に追われる身となった二人。命を賭け、嘘と謎に覆われた真実に迫ってゆくが…。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) これで図書館にあったボブ・メイヤーの本は最終作。開けてびっくり、ライリー物でもなく、前作のような特殊部隊物でもありませんでした。 主人公はいずれも、夫を亡くした普通の女性たち。ニーリーの方は、ガントという特殊部隊の恋人からかなり訓練を受けていますが、一方のハンナはただの専業主婦。夫に失踪されて、ただ悲嘆に暮れるだけ。その二人が、理由もわからないまま身柄を追われ、助かるために、ガントらが残した手がかりを先に探し出すべく追っ手と戦います。その過程で、ハンナはニーリーに肩を並べるほど成長していく。 ザ・セラーという組織が彼女たちを消してでも奪い返したかった証拠とは、確かに大醜聞物の資料でした。が、本作のラストは、その理由が明かされる以上にびっくり仰天。ネタバレ覚悟でも書けないほど意外なものでした。 作者は、これまでの特殊部隊物では、割合シンプルに、勧善懲悪の軍事スリラーを書いてきましたが、本作では一転して、もの凄く凝ったプロットを展開した。前作から本作まで発表に時間が経ってますが、成長したのだろうか。いやはや、このシリーズは(それなりに)収穫でした。
by sergeant_cooper
| 2014-05-27 06:11
| 書籍・映画
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