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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『さよならドビュッシー』(中山千里/宝島社文庫、2010)
☆☆☆☆☆ 「最後にどんでん返しがあってね、面白かったです。思わず買っちゃいましたからね、クラシックのCDを。」<「ダ・ヴィンチ」9月号>と妻夫木聡さんも絶賛した音楽ミステリー。 祖父と従姉妹とともに火事に遭い、全身大火傷の大怪我を負いながらも、ピアニストになることを誓う遥。コンクール優勝を目指して猛レッスンに励むが、不吉な出来事が次々と起こり、ついに殺人事件まで発生する…。 ドビュッシーの調べも美しい、第8回『このミス』大賞大賞受賞作。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) よくクラシックやミステリの情報交換をしている知人のK氏から勧められて読んでみた本です。ただ、日本のミステリは「食わず嫌い」の私で、しかも青春小説っぽい臭さが何となく嫌で、読むのには踏ん切りが必要でしたが。 が、読み始めてすぐに引き込まれました。感想文や巻末の解説にもある「スポ根」物ぽいところも、岬先生の励ましぶりがなかなか堂に入ってるし、殺人事件の謎解きも、上記の妻夫木さんじゃなくても「どんでん返し」に「そう来たか!」と唸らされる。しかし何と言っても感心させられたのは、ピアノ曲を聴いたり弾いたりするシーンの「実況中継」「生解説」ぶりが凄い!音楽雑誌とかのCD評で、文字数の限られた短評を普段目にしている私としては、ここまで、まるで指使いが目に浮かびそうなほどにピアノ演奏を活写しているのにはマイッタ。ショパンのエチュードにしても、ドビュッシーの月の光にしても、こう言葉で「実況中継」してもらって、半ば感動するとは思わなかった。音楽を聴いてるわけでもないのに。 妻夫木さんじゃないけど、ドビュッシーの「月の光」を聴きたくなりました。こういう、音楽を知り尽くした人じゃないと書けないようなミステリを書ける作家がいたのか。感心しきりでした。
by sergeant_cooper
| 2014-03-26 06:10
| 書籍・映画
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