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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『鉄道ゲージが変えた現代史 列車は国家権力を乗せて走る』(井上勇一/中公新書、1990)
☆☆☆☆★ 広軌か標準軌か、列強の覇権はゲージの選択にかかっていた。(以上、本書の帯より) 他の本を借りに立ち寄った国分寺市立恋ヶ窪図書館で見つけて借りてみました。著者は(執筆時点で)外務事務官という方。 鉄道の「ゲージ」については、西欧の標準軌と、いわゆ「ロシア広軌」に違いがあり、ロシアは、西欧列強にそのまま陸路攻め込まれないよう、ゲージの幅を変えた、という話は知っていました。この延長線上で、さらに面白い話が聴けるのかと期待しました。 舞台は19世紀末、日清戦争から大東亜戦争にかけての時期の朝鮮半島と中国東北部で、南下政策を取るロシアと、これを阻みたい英国や日本の思惑が、標準軌か、それとも広軌か、どちらを採用するか、という話が焦点になっています。 「帯」にあるように、ゲージの幅が、列強の覇権に「もろ」に関わっていたわけだ。広軌を採用すれば、シベリア鉄道から北京まで、一本の鉄道で乗り換えなしに乗り入れられてしまう。虎視眈々とこの政策を推進したいロシアの意向は、さぞ日本の当局にとっては脅威だったことだろう。どっちのゲージを選択させるかが死活事項なわけだから。ゲージに着目して、覇権を競う列強の動向が手に取るように読めた。 こういう世界史の読ませ方があってもいい。
by sergeant_cooper
| 2014-03-12 06:26
| 書籍・映画
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