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プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『新装版キリング・フロアー 上・下』(リー・チャイルド/講談社文庫、1997)
☆☆☆☆☆ ジャック・リーチャー。元軍人。仕事も家族も、友人さえも持たずただ一人放浪する男。伝説のギター奏者の面影を求めて訪れたジョージアの田舎町で身に覚えのない殺人容疑をかけられ、刑務所で殺されかかった彼は、自分を狙う何者かの意志を察知する。 刊行と同時に全米マスコミの絶賛を浴びたアクション巨編。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) このシリーズ作がトム・クルーズ主演で映画化されるとのことで、デビュー作の本作が新装版として書店に並び、興味を持ちました。 このデビュー作以降、アメリカでは既に何と第17作まで出ているとのこと。2000年に映画化の話が持ち上がったが、キャスティングに難航し、結局、第13作『アウトロー』がトム・クルーズ主演となったようです。 主人公のリーチャー、父が軍人として世界各国を転々としたお蔭で、祖国らしい祖国を持たず、自身も軍隊で憲兵として鍛え上げられた、言わば根無し草の殺し屋と言っていい。そこら辺りの設定に、タフガイとしての凄み、頼もしさを感じさせます。 その彼が、偶然立ち寄ったジョージア州のマーグレイブという田舎町。にしては、街中ピカピカで、塵一つ落ちていないし、人気がないわりに、みすぼらしくもない。どうやら、街に本拠を構える「クライナー財団」が資金援助をしているらしいのだが、これが悪の巣窟だった。街全体が、丸ごと買収されていたわけだ。 (ネタバレになりますが) そのクライナーが手がけていたのが偽札作り。財務省の捜査官としてこの事件を追っていたリーチャーの兄が、ようやくその仕組みを解き明かしたところで組織に殺されてしまう、というのが本作の始まり。 テンポがよく、ミリタリーらしさにも溢れ、偽札作りの仕組みも丹念に解説してあり、読ませどころが多い。いきなりのデビュー作で、これだけ中身の詰まった作品を出したわけだから、各国のミステリ・ファンもさぞびっくりしたことでしょう。
by sergeant_cooper
| 2013-06-17 06:16
| 書籍・映画
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