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プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム』(古谷晋一/春秋社、2012)
☆☆☆☆★ 10本の指を自在にあやつり、1分間に数千個にのぼる音を超高速で鍵盤から紡ぎだす。その超絶技巧と驚異の記憶力を支える脳のメカニズムを、最新の知見により明らかにする。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) これも朝日新聞か紀伊國屋書店のウェブの書評欄かで見つけた本です。著者は、ピアニストを目指しながら手を傷めて断念、大阪大学基礎工学部卒業後、ハノーファー音楽演劇大学 音楽生理学・音楽家医学研究所研究員という、音楽演奏科学者。 ピアニストを目指したということもあって、ピアノ演奏の際の身体の機能、仕組み、プロとアマの違い等を科学的に解明することに興味を持ち、現職となったようです。 内容も、例えば、プロはどうやって長大かつ何曲もの楽曲を暗譜できるのか、とか、初見で演奏する際は、脳科学的に何がどう機能しているのか、とか、腕や手首を傷めないよう、どうやって「省エネ」の演奏をしているのか、とかといった点を、アマチュアとプロの演奏家を使った実験を数多く紹介し、その「秘密」に迫っています。 プロは確かにすごいとは思っていましたが、それはやはり天賦の才や優れた指導者についた結果かな、程度の理解しか持っていませんでした。しかし、そういう要因も必要でしょうけど、実証的に、脳科学的、運動生理学的に、プロはアマでは全く違う手指、目、肩、肘の使い方をしているのだと説明を受けたのは初めてでした。そういう意味で、実に貴重な本ではないでしょうか。 また、練習をするあまり陥ってしまいやすい「職業病」も幾つか紹介されています。中にはピアニスト生命を断たれるようなものもあります。その予防策(もちろん、個人差はあるのでしょうけど)まで紹介されているので、プロを目指す人にも必読でしょうね。
by sergeant_cooper
| 2013-03-03 08:19
| 書籍・映画
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