検索
プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
カテゴリ
タグ
NFL(540)
ライブ(220) 広島市(76) 試乗(75) 浜崎あゆみ(72) クラシック(69) 海外ドラマ(64) 中央線(62) けっとちゃっぷ(62) ジェフリー・ディーヴァー(53) ピアノ(50) ロシア(49) ラジオ(49) マイクル・コナリー(48) 内田樹(43) 以前の記事
最新のコメント
最新のトラックバック
ライフログ
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
『プラチナデータ』(東野圭吾/幻冬舎、2010)
☆☆★★★ 国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA捜査システム。警察庁特殊解析研究所・神楽龍平が操るこのシステムは、現場の刑事を驚愕させるほどの正確さを持って次々と犯人を特定していく。そんな中、新たな殺人事件が発生。殺されたのは、そのシステム開発者である天才数学者・蓼科早樹とその兄・耕作で、神楽の友人でもあった。現場に残された毛髪を解析した神楽は、特定された犯人データに打ちのめされることになる。犯人の名は、『神楽龍平』。 追う者から追われる者へ。事件の鍵を握るのは『プラチナデータ』という謎の言葉。果たして神楽は警察の包囲網をかわし、真相に辿り着けるのか。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 「幻冬舎創立16周年記念特別作品」。2012年夏に文庫本化されて書店に平積みになっているのを見て、東野圭吾作品は当面打ち止めにしようかと思った私ですが、釣られて読んでみました。 少年期に父を失った体験から科学捜査を信奉し、DNA捜査システムに全幅の信頼を寄せ、その推進に全力を挙げる神楽。しかし、「NF13」事件で表示された、犯人のモンタージュ画像は自分自身だった。さらに、アメリカからはDNA捜査システムを学びたいとして係官・白鳥までやってくる。自分の手で真相を暴きたいと、逃亡した神楽を白鳥は援助するが、そこにはどうも、システムに隠された「モーグル」という検索システムと、「プラチナデータ」という秘密データの存在があるようだったー。 東野作品らしく、相変わらずぐいぐい読ませてくれます。ただ、このたびの作品はちょっと仕掛けが薄っぺらい印象あり。結局、権力側に都合の良いDNA捜査システムは安泰だし、その真相をめぐる騒動、真犯人の登場も軽い。他の作品なら、もっと人情の機微に訴えたり、納得の読後感があったりするのに、ちょっとそういうものがないように思いました。
by sergeant_cooper
| 2013-02-18 07:21
| 書籍・映画
|
Trackback
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||