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プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『だまされて。涙のメイド・イン・チャイナ』(ポール・ミドラー/東洋経済新報社、2009)
☆☆☆★★ 「中国撤退ラッシュ」を予見した快作ついに邦訳! コストの安い製品を中国で作って儲けようとする海外企業と、その要求に乗じて稼ごうとする中国の工場。それらが演じる「欲望の劇場」も終幕を迎えつつある。世界中が安い労働力を求めて中国に殺到した時代は終わり、いまや製造業を中心に進出企業の撤退が始まっている。だが、事態は最近になって急変したのではなく、ほとんどの合弁、協業はもともとうまくいっていなかった!これまでは撤退したくてもできなかっただけなのだ。ひどすぎる! 中国人経営者の驚くべき詐欺的手口と巧みな言い訳を明らかにし、中国製造業の実態を、その「膠着の構図」を見抜いて描き、英『エコノミスト』誌、米『フォーブス』誌など欧米主要経済誌がベスト書籍に選出した。台湾、ベトナムなどアジアでも続々出版開始された問題作の翻訳刊行。中国在住の独立エージェントとして戦い続けた男が綴る、中国で最後に勝つための一冊です。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 著者は大学で中国語と中国史を学び、1990年代初頭に中国に移住、過去20年に及ぶキャリアにおいて、数百のビジネスの仲介を行った方で、本著が初の著作とのこと。刊行以来、話題沸騰で米メディアにも出演しているらしい。 本著では、モデルケースとして米ヘルスケア業界の輸入代理店ジョンソン・カーター社を登場させ、そこが広州の「帝王化成」という製造業者との(始めはうまくいった)委託生産開始から、次第に帝王化成の手抜きや土壇場での値上げに困らされ、煩悶する模様を描いています(しかし最後には、ジョンソン社のバーニーも、借りを返す奇策で応じるのですが)。 知人で、中国企業との取引を担当した人がいて、彼らの商道徳のなさ、倫理感の欠如にすっかり嫌気がさし、二度と中国との仕事はしたくない、とこぼしていました(おまけに彼は、右翼的な愛国主義にまで目覚めてしまった…?)。 本著に描かれているような、中国人のこすっからい商売のやり方。その細かなやり口は特に本著で初めて知りましたが、そういうことだったのかと思わせました。日本人の「三方よし」的な発想はみじんもない。都合の良いときは発注者に迎合し、次第に立場を逆転させると好き放題やり始める。先進国と発展途上国の立場のいいとこ取りをしている。後の方で、アメリカからの「構造協議」云々、というくだりがありましたが、中国と取引のある全世界が、中国に対して「構造協議」を強硬に申し入れてほしい気持ちになりました。
by sergeant_cooper
| 2012-12-13 06:41
| 書籍・映画
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