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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『インフォメーショニスト 上・下』(テイラー・スティーヴンス/講談社文庫、2011)
☆☆☆★★ マンローの仕事は情報収集。しかし正確で有効な「情報」は簡単には手に入らない。22か国語を操り、美貌とスタイルで、どんな人間にも変貌する。時には娼婦に、時には上流階級夫人に、時には男になり、標的の「心」に入り込むのだ。そんな彼女に4年前に行方不明になった女性の捜索依頼が。 新・ヒロインの誕生。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) つい2012年4月の邦訳刊行で、訳者あとがきには、 「「ニューヒロイン誕生!」と声を大にしたいと思います」とある。 作者自身、紹介によればカルト教団で生まれ、普通の教育を受けないまま育つ。世界中を放浪した経験を元に書かれた本作でデビューし、一躍ニューヨーク・タイムズのベストセラー作家となり、本作も17か国語に翻訳されているとのこと。 主人公のマンローも、アフリカでアメリカ人宣教師の下に生まれ、現地人の間で育つ中で天与の語学の才を現わし、22か国語を操り、どんな人格・変装も得意という。作者のキャラクターとオーバーラップしています。 さて、そんなヒロインが政情不安な赤道ギニアに潜入し、あろうことか命を狙われる。しかしかつてのアフリカでのコネを使って何とか逆襲に転じ、仕掛けられた罠を暴くというストーリー。ヒロインはどこかあのリスベット・サランデル(スティーグ・ラーソンのベストセラー『ミレニアム』の主役の一人)を彷彿させるところがあります。が、前に読んだこの『ミレニアム』のサランデルの強烈な個性と比べてしまうと、マンローといえども影が薄い。逆襲に転じるプロットも、暴いてみればよくあるアメリカ的な陰謀が露わになるだけで、世間で盛り上がったというほどの醍醐味は感じませんでした。
by sergeant_cooper
| 2012-11-15 06:32
| 書籍・映画
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