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プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『音楽の聴き方 聴く型と趣味を語る言葉』(岡田暁生/中公新書、2009)
☆☆☆★★ 音楽の聴き方は、誰に言われるまでもなく全く自由だ。しかし、誰かからの影響や何らかの傾向なしに聴くこともまた不可能である。それならば、自分はどんな聴き方をしているのかについて自覚的になってみようというのが、本書の狙いである。聴き方の「型」を知り、自分の感じたことを言葉にしてみるだけで、どれほど世界が広がって見えることか。規則なき規則を考えるためにはどうすればよいかの道筋を示す。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 『西洋音楽史』(2005)と一緒に借りた著作です。タイトルや紹介からして、対位法やソナタ形式の紹介とか、美学的な語彙の説明とか内容かと思ったら、全然違うものでした。しかし、Amazonの書評子によれば「中央公論社の2010年新書大賞第3位」という作品だそうです。 本文中では、音楽が生まれ、聴かれてきた背景の説明がいろいろあり、ダメ押しとばかりにあとがきでもポイントがまとめられています。 ・他人の意見に惑わされず自由に聴けばよいのだという基本的なスタンスを示す一方、 ・できるだけ多くのライブ演奏に触れ、聴き方の幅を広げること、 ・さらに、曲が書かれた時代的背景も視野に入れ、どういう言語的文脈が隠されているのか察することが重要だとのこと。 私のまとめかたが果たして合っているのかどうか定かではありませんが、言うは易し、行うは難し、と感じました。 本著では、私も持っているポリーニの有名なショパンのエチュード集が例に挙げられ、彼がショパンの曲の拍子を勝手に変えて演奏していることを(おそらく)批判されています。著者はどうやら「古楽的」に正当な解釈の演奏が正しく、それを評価できる耳を養うことが重要と考えているように思いましたが、クラシックを聴くことに、そこまで求められなければいけないのでしょうか。世間的に、ますます敷居が高くなってしまうことを懸念しました。
by sergeant_cooper
| 2012-09-28 08:28
| 書籍・映画
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