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プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『容疑者Xの献身』(東野圭吾/文春文庫、2005)
☆☆☆☆★ 数学だけが生きがいだった男の純愛ミステリ。天才数学者でありながらさえない高校教師に甘んじる石神は、愛した女を守るため完全犯罪を目論む。湯川は果たして真実に迫れるか。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 週刊文春ミステリーベスト10、2005年国内部門第1位。 ガリレオ・シリーズ第三作にして、第134回直木賞受賞作。代表作の一つと言っていいのでしょうが、これも「古い」作品の一つとして借りてみました。 あらましとしては、石神の考え出した「完全犯罪」は、石神が匿おうとした靖子たちにも、もちろん読者にも伏せられたままで警察の捜査は続きますが、それを又聞きした主人公の湯川がその大トリックを見破る、というもの。確かにこのトリックはなるほどと思わせました。トリックで勝負する古典的なミステリは最近珍しい。 ただこの作品が優れているのは、(多くの書評子の感想にもあるように、)それは秘かに心を寄せる靖子をかばおうとして、石神が人生を賭けて仕掛けた大勝負だったということ。それに気が付いた靖子も、自分たちだけが石神のお蔭で幸せになるわけにはいかない、と思い知らされます。 作者の作品は、(これまで読んだ限りでも)主人公の、愛する人への深い想いが背景にありますが、それが「物語性」を一層高めているように感じました。
by sergeant_cooper
| 2012-07-10 06:29
| 書籍・映画
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