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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『ロシアの核 上・下』(デイル・ブラウン/ハヤカワ文庫、1993)
☆☆☆☆★ 湾岸戦争でいわくつきの極秘任務に携わったメイス中佐が、米軍初の女性戦闘機パイロットであるファーネス少佐のいる予備役部隊に赴任してきた。折しも、ドニェストル地域独立をめぐって緊迫していたロシアとウクライナが遂に開戦、ロシアが核ミサイルを発射するという事態に…。核戦争突入を恐れて大規模な軍事介入をためらう米大統領は、数隻のフリゲートと、メイスらの予備役RF-111G偵察機部隊に出動を命じた。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) ドリームランド・シリーズ第三作。本作では、後のマクラナハン・シリーズでHAWCの副司令、准将に昇進したファーネス少佐と、同じくそこでまた邂逅することになったメイス中佐が初めて出会う作戦が描かれています。 作者の最近の基本的な役作りは、孤立主義的で、軍備に大なたを振るう、軍部に理解のない大統領と、それに抗命してまでも進言する現場サイドというものですが、本作でも同様です。元・戦闘機乗りでネオコンっぽいブラウンの立ち位置なのでしょう(もっとも、その大統領も最後には、ロシア大統領が隠れている防空壕を核攻撃することに踏み切るのですが)。 本作がなかなか良い出来だと思ったのは、 ・ロシアvsウクライナ&トルコという構図が単純でわかりやすく、ブラウンもあまり脱線することなくその線で空戦等を描くことに集中していること。 ・また、テクノロジー的にも、既存の愛機F-111に絞り、あまり突拍子もない装備を持ち出していないことでしょうか。 一つ笑わされたのは、ロシア軍との対決を目前にして、ファーネス准将が思った内容。「信じられない、とレベッカは思った。テレビで現実に見ていなかったら、デイル・ブラウンの小説のなかの話だと決めつけていただろう。ひょっとしてー溜息をついたーロシアはそれからヒントを得たのかもしれない。」ー自身を作中で引き合いに出す余裕も生まれてきたみたいです。
by sergeant_cooper
| 2012-05-26 09:04
| 書籍・映画
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