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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『シャーロック・ホームズの誤謬 「バスカヴィル家の犬」再考』(ピエール・バイヤール/東京創元社、2008)
☆☆☆★★ 『アクロイドを殺したのはだれか』で、エルキュール・ポワロの推理に異を唱え、アガサ・クリスティ『アクロイド殺害事件』の真犯人を暴き出した「推理批評」家バイヤールが、今回はシャーロック・ホームズに挑戦する。 シリーズ中の代表的長編『バスカヴィル家の犬』を俎上に、ホームズの推理の疑問点、矛盾点を指摘し、事件の真相に迫るのみならず、ホームズとドイルの関係をも分析するという知的スリルに満ちた現代文学批評の傑作。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) ということで、いよいよピエール・バイヤールの「再考」を読んでみました。 『アクロイドを殺したのはだれか』では、『アクロイド殺害事件』のストーリーにのみ的を絞って、こういう裏読みもできるのだ、とシンプルかつ説得力ある議論でしたが、今回はコナン・ドイルが抱いたホームズ物への葛藤等々、なぜドイルがこういう作品を書いてしまった(!)のか、背景説明も入っています。 で、肝心の「裏読み」の方ですが、確かに著者に指摘されると、ドイルの『バスカヴィル』では今ひとつ意味のはっきりしない伏線だったり、一方当事者のみの証言に依ってしか裏付けられないあやふやな事実だったりしたものが、確かに「別の」見方ができる、というかそちらの方がしっくりきてしまうから驚きです。 なんせ今となっては大昔の推理小説のことですから、テキトーに三文小説っぽく済ませてきた粗い部分が、現代の磨き上げられたミステリ文壇では通用しないとも言えますね。感心しました。
by sergeant_cooper
| 2012-02-22 05:42
| 書籍・映画
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