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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『冬の裁き』(スチュアート・カミンスキー/扶桑社ミステリー、1994)
☆☆☆★★ 真冬のシカゴ。深夜、若い夫婦が二人組に襲われた。夫は射殺され、妻は重傷。老刑事エイブ・リーバーマンにとって、これは特別な事件だった。殺されたのは、彼の甥だったのだ。こうして、長い一日がはじまった。犯罪が続発し、哀しみの葬儀が進むなか、リーバーマンの執念の捜査は続く。そして24時間後、彼は事件に潜む真の悲劇を裁く場に立っていた。 一日を時系列的に追う緊密な構成で、からみあう犯罪と人間模様を浮き彫りにする野心的ミステリー。MWA賞作家カミンスキー、渾身の一作。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 『ツンドラの殺意』(新潮文庫、1988)、『反逆者に死を』(1981)、『血塗られた映画祭』(1984)という、旧ソ連時代を舞台にした「ロストニコフ捜査官シリーズ」、古書店でリアルタイムに見つけ、買って愛蔵しておりました。旧ソ連のことを、局外者の立場でこれほどリアルに描ける作家っていないんじゃないかと驚いたことを覚えています。 そのカミンスキーの別のシリーズがあることを国分寺市本多図書館でばったり見つけ、借りてみた次第です。これまた、行ったことのある(2005)シカゴが舞台とは興味津々。主役はユダヤ系の老刑事リーバーマンと、相棒は元アル中の刑事ハンラハン、とこみ入った設定。 事件が起きて24時間という中で、複数の事件を同時並行させながらうまく絡み合わせて決着させていくというのはマイクル・Z・リューインの『夜勤刑事』(ハヤカワ文庫、1976)のパウダー警部補シリーズでもみられた警察小説の手法。 しかし、本書の『冬の裁き』では、犯人も面が割れているし、淡々と捕まえるのも時間の問題?、何が面白くてこんなミステリがわざわざあるんだろう?、といぶかしげに読んでたら、最後に大きな、キモとなる小「どんでん返し」が待っていました。う~ん、こういう味を出しているのがこのシリーズなんでしょうか。邦訳の関係で本書がこのシリーズの第一作ではないようなので、登場人物の紹介も割愛されているのでちょっと失敗したところもありました。
by sergeant_cooper
| 2012-02-05 09:07
| 書籍・映画
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