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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『エリック・クラプトン』(大友博/光文社新書、2011)
☆☆☆☆☆ 「伝説のギタリスト」は何を追い求めてきたのか?まだまだ現役!波瀾万丈の人生と、その音楽世界の魅力に迫る。 英国生まれの白人でありながらブルースを追い求め、またブルースと不可分の楽器であるギターを極めつつ、数多くの名作を残してきたエリック・クラプトン。その一方で彼は、薬物・アルコール依存、親友の妻への許されざる愛、幼い息子の死など、「サバイバー」と呼ばれるほど波瀾万丈の人生を送ってきた。少年時代から、アメリカを代表するブルースマン、ロバート・ジョンソンに強く刺激され、衝き動かされてきたと語るクラプトンだが、その創作意欲は、60代半ばを過ぎても衰える気配がない。 長年にわたってクラプトンにインタビューを重ね、ブルースの聖地もくまなく歩いてきた著者が、彼の音楽世界とその魅力に迫る。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 光文社新書10周年企画だそうです。著者は、音楽ライター、会社員、雑誌編集者を経て84年からフリー、クラプトンに関しては91年以来アルバムのライナー執筆を担当しているのとのこと。 私、スティーブ・ウィンウッドとの共演となる今年2011年の来日ツアー、12月3日(土)@日本武道館に行ってきます!ちょうどいいタイミングで本著が出たのを知り、おさらいがてら、今回は760円出して買い求めました。 幼少期から始まって、現在に至るまでのおおまかなヒストリー、代表的な名盤解説、愛機となったギターの解説、そして巻末にはヤードバーズ時代からの全オリジナルアルバムの解説付き。豪華てんこ盛りです。 驚いたのは、自叙伝『クラプトン』が2007年に出版された際の逸話。専門の著述家のインタビューの手を借りる形で世に出た本らしいですが、苦悩も挫折もさらけ出し、最後にクラプトンは「もはや私に恥ずべき過去はない」とまで言い切ったとか。若くしてギターの神様と言われ、功成り名遂げたクラプトンですが、上述のように、薬物・アルコール依存、親友の妻への許されざる愛、幼い息子の事故死の他、バンドの離合集散や、同じアーティストへの羨望や嫉妬もきっとあったことでしょう。それらを立派に乗り越えて、「もはや恥ずべき過去はない」と言い切れる境地に達したというのは、人間として尊敬に値する。 私は、いわゆる「三大ギタリスト」のうち、一番思い入れがあるのは、活動を休止して久しい伝説のレッド・ツェッペリン(ジミー・ペイジ)で、現役では、今なお孤高の存在として未踏の領域(音楽的にも、テクニック的にも)を開拓しているジェフ・ベックが「両巨頭」で、クラプトンはあまりに歌心のあり過ぎるブルースに偏っていて、ギタリストとしての凄さ、みたいなものはそう感じていませんでした(多分、あまりにさりげなさ過ぎて、その凄さを感じられないだけだと思いますが)。 でも、これまで実際に行ったクラプトンのステージを思い起こしてみると、あまりにさりげなく、普段着のままで、とんでもなくハイクオリティな音楽が紡ぎ出される光景に、私は息を呑んで聴き惚れていました。66歳にして今なお健在なクラプトンは、やはり偉大だ。
by sergeant_cooper
| 2011-12-01 06:48
| 書籍・映画
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