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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『憲法で読むアメリカ史 上・下』(阿川尚之/PHP新書、2004)
☆☆☆☆★ 「国のかたち」とはいかにして見直されるべきか。建国200年で、辺境の小国から超大国となったアメリカ。その国柄を表す最高法規・合衆国憲法は、自主独立の精神を今なお堅持している。だが、その運用をめぐっては様々な論議の連続であった。連邦と州での権限争い、奴隷制度をめぐる南北の対立、二度の世界大戦や冷戦下での言論の自由…。国のあり方そのものを揺るがす時代の要請に対し、憲法はいかに解釈・修正されてきたのか。 ロイヤーであり、駐米公使も務める著者が、憲法を通じて合衆国の歴史を物語る。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 雑誌「外交フォーラム」に二年に渡って連載されたコラムを大幅加筆修正して出版された新書です。以前から、著者のアメリカに対する温かな眼差しには共感できるとことが多かったので、本著も手にとってみました。 内容は基本的に、連邦最高裁が時代々々にどう判例を示し、流れを作ってきたのかを振り返る、という本です。その肝心の判例ですが、著者としては大部にわたるいろいろな判例を、できるだけかいつまんでわかりやすく解説したとのことですが、それでもなお、「州が禁止とした州法の内容を違憲とした連邦最高裁の多数意見は~」と解説が続くと、ええぃっ、結局はどっちなんだ?、と私のような初学者はこんがらがってしまいました。 それはさて措き、違憲立法審査権の行使がほとんどない日本の裁判所とのあまりの違いようには驚きました。もとより、奴隷制・公民権法や妊娠中絶、宗教問題と厄介な問題をたくさん抱えているアメリカですから、それに加えて個性の強い州が独自の立法を行うとなると、日本の比ではないのでしょう。また、任官される判事が進歩派か、保守派かによって判例傾向が(政治的に)違ってくる、というのも、アメリカならではのダイナミズムを感じました。
by sergeant_cooper
| 2011-09-01 04:41
| 書籍・映画
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