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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『偽善エネルギー』(武田邦彦/幻冬舎新書、2009)
☆☆☆☆☆ 日本人がどんなに節約しても、世界各国の大量消費は止まらず、石油は枯渇する。石油頼みのあらゆる分野、工業、農業、漁業、医薬品は大打撃を受けること必至。だが今、将来に備えてやるべきは省エネではない。代替資源を探し、技術革新をすることだ。では何が次世代エネルギーになるのか?太陽電池や風力か?安全性が疑問視される原子力か? 政治と利権、各国のエゴで操作された嘘の情報を看破し、資源なき日本の行く末を模索する。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 著者は中部大学総合工学研究所教授、名古屋市経営アドバイザー、内閣府原子力委員会/安全委員会専門委員。 一瞬、トンデモ本の類かと怪しみましたが、それは全くの杞憂。極めて説得力のある、エネルギー問題と環境問題の正論でした。もともと、私個人としても、石油が枯渇した際に困るのはエネルギー(電気)というよりは、石油を原料として作られる石油化学製品が作れなくなることでは?、との認識は持っていましたが、これもそのとおりだったようです。 それは措くとしても、太陽光発電へ投資することの無意味さ、レジ袋の削減といった程度の「エコ」では何の意味もないこと、あるいは食料自給率の問題等々、目から鱗が落ちる想いがしました。科学者らしい、理路整然とした議論にぐいぐい引き込まれました。 本著が書かれたのは2009年ですが、著者は原発について、技術としては「安全」だが、地震国日本に建設するためには耐震の問題が最重要と、まるで3.11を見越したかのような卓見を披露しているのは驚きます。著者は2008年に『偽善エコロジー』(幻冬舎新書)という関連本も執筆しているとのことで、そちらの方も読んでみようと想います。
by sergeant_cooper
| 2011-08-26 06:04
| 書籍・映画
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