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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『フロスト気質 上・下』(R.D.ウィングフィールド/創元推理文庫、1995)
☆☆☆☆☆ ハロウィーンの夜、ゴミの山から少年の死体が発見されたのを手始めに、デントン市内で続発する難事件。連続幼児刺傷犯が罪を重ね、15歳の少女は誘拐され、謎の腐乱死体が見つかる…。これら事件の陣頭指揮に精を出すのは、ご存じ天下御免の仕事中毒、ジャック・フロスト警部。勝ち気な女性部長刑事を従えて、休暇返上で働く警部の雄姿をとくと見よ!大人気シリーズ第四弾。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 週刊文春ミステリーベスト10、2008年海外部門第1位。 昨年、あの畢竟の大傑作『チャイルド44 上・下』(トム・ロブ・スミス/新潮文庫、2008)をも抑えて第1位に輝いたR.D.ウィングフィールドの「フロスト警部」シリーズ最終作(未邦訳の作品もあるようですが、残念ながら作者は2007年7月没(享年79歳))。 このシリーズ、作を追うごとに大作化し、今回は文庫で上下巻になりました。しかしその分、「フロスト流」を心ゆくまで味わえます。天敵のマレット署長に加え、毎回変わる嫌みなエリート、プラス、フロスト警部の味方を務める万年巡査部長クラスの同僚たち。事件もいちいち覚えていられないほど続発し、フロスト警部も的が外れ放題。これはもはやミステリ(謎解き)ではなく、警察署を舞台にした一種の人間ドラマですね。よくこういう作風がクリエイトできたものだと、作者の発想に驚きです。 たださすがのフロスト警部も、シリーズを通してこてんぱんに叩かれてきたせいか、良く言えば大人になった、悪く言うと疲れて捨て鉢になったような雰囲気も感じられます。まだまだいつもの調子で張り切ってほしいのに。 作者はあいにく亡くなられましたが、解説によると未発表のシリーズがあと二作残っているとか。これらの邦訳出版が待ち遠しいような、読まずにずっと取っておきたいような。フロスト警部よ、永遠なれ。
by sergeant_cooper
| 2009-04-24 06:02
| 書籍・映画
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